2019.12.25
川北良造(人間国宝)
川北良造(かわぎた りょうぞう)は日本の木工芸家。
石川県出身で木の挽物の産地である山中町(現加賀市)に生まれ、挽物の技術に秀で、伝統的で高度な技術を持つ。
川北作品は挽物が中心なので作品は一枚の板からロクロで削りだした皿や椀など丸い形のもの、あるいは丸く作って辺を切るものなどシンプルなものが多い。
材は欅を中心に桑・楓・黒柿・栃なども使われている。
近年では象嵌の技法も取り入れ、拭漆の技法を高め、深みのある作品が作られている。
正倉院宝物の復元にも力を注がれている。
重要無形文化財「木工芸」の保持者(いわゆる人間国宝)。
木工芸の人間国宝としては5番目の認定者(1994年認定)
川北良造作 平棗(妙心古材松)です。